平成29年度
取組事例

05.川内村の地域を担う人材を育成する取組

取組団体:川内村商工会
代表者:代表者 井出 茂さん

取組の概要

実施者には「川内村を中心とした広域的・中長期的な地域の振興やまちづくりを進めるためには、多方面において地域を担う人材の育成が必要」という強い想いがあります。今回の取組はこの実施者の想いが実行に移されたものです。先進的な事例や、普段触れることのできない知見・考え方を伝えるため、村外の他分野の専門家を招いた講演会と、講演会で得た知見に基づくグループワークが行われました。

取組の様子

村内の事業者、帰還した住民、今でも避難している方、村外からの移住者、周辺地域の事業者など、村内外からたくさんの方が取組に参加しました。

講師は長野県小布施町(おぶせまち)で補助金に頼らない町並み整備や若者を中心とした地域活性化に取り組む市村次夫氏と、まちづくりを専門とする九州大学の高尾忠志氏です。

それぞれの講師からは、村の魅力を高めるために地域の資源がどのように活用できるか、そして、どのように国内外から広く人を呼び込んでくるかについて、自身の経験や事例を交えながらのお話がありました。

講演後にはグループワークが行われました。参加者たちは、講演で聞いた内容を踏まえて、川内村をより魅力的な地域にするために何ができるかについて熱心に議論していました。議論の結果は皆の前で発表され、それぞれのグループの想いや考えが共有されていました。

実施者の声

「講演会後に実施されたグループワークは、講演内容をブラッシュアップすることにつながりました。また、それぞれの先進事例をどう川内村にフィードバックしていくかという熱い議論になりました。短い時間でのグループワークでしたので、参加者全員で合意をとる形で終える事ができなかったのが残念です。他方、グループワークの実施は参加者の普段思っていることを発信することができて、貴重な体験になったと思います。」

参加者の声

「とても有意義な時間を過ごすことができました。グループワークはもっと皆さんと議論できるよう、もう少し時間を延ばすと良いと思います。」
「村外から来た人からまちづくりや地域の活性化に関する色々なお話が聞けて新しい発見につながりました。」
「由布院では、外部資本の参入に対して、ふるさとの風景が無くなってしまうという危機感から、住民自らが地域や自分たちの在り方を考え、確立していったというお話がありました。こうした過程は今後の川内村の在り方を考える上で大変参考になりました。」
「講師の話を聞くだけではなく、グループワークを通じて他の参加者から地域のことを考えての意見を聞くことができて参考になりました。」

取組事例紹介
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