平成29年度
取組事例
04.被災地における発達障がい児の理解促進
取組団体:発達障がい児支援「つぼみ」
代表者:代表者 田子島屋 邦子さん
取組の概要
避難所での体験をきっかけに、自閉症など発達障がいのある児童への理解を深めてもらうため、発達障がい児支援団体「つぼみ」は、自作の紙芝居を各地で演じています。
今回の取組でも紙芝居が制作され、県内・県外で実演されました。障がい児(者)に優しい環境やコミュニティづくりを目指し、紙芝居終了後は参加者との意見交換(ワークショップ)も行われ、課題などが共有されました。
取組の様子
紙芝居は、被災地だけでなく、大熊町の方々が避難している埼玉県川口市の仮設住宅など全9か所で実演されました。震災をきっかけに実施者と各地の方々との間に交流が生まれており、口コミの呼びかけにもかかわらず、20名もの方に参加頂けたところもありました。
紙芝居には、避難所での出来事や震災間もない頃の家庭内の出来事が描かれています。障がいをもっていても訓練を重ね、将来の夢に向かって頑張る方の姿もあります。
読み手は気持ちをこめて紙芝居を演じます。聞き手はそれぞれの想いで紙芝居を見ています。紙芝居の後に行われたワークショップでは、震災当時を振り返り、困難だった出来事なども踏まえて、発達障がい児への理解促進から過ごしやすい環境づくりまで、共生に向けた意見交換が行われました。
実施者の声
「発達障がい児を持つ親たちが集まり、語り合ったのがこの活動の原点です。一見、普通の子に見える子供でも、発達障がいを抱えるケースもあります。こういう子供達がいることをまず知ってもらう、これが「つぼみ」の活動の第一歩です。そして理解して欲しい、出来る範囲で手を差し伸べて欲しい。そういう願いを込めて、紙芝居を作っています。一方的にならないよう、参加者の意見をこれからの取組の糧とします。活動のお手伝いをしたいと参加者から嬉しい言葉をかけられることもあります。これからも、障がい児本人やご家族に寄添いながら、活動の輪を広げていこうと思います。」
参加者の声
「自閉症児のことはよく聞きますが、広い意味での発達障がい児についてはあまり知りませんでした。このような取組により理解の輪が広がるといいですね。学校で紙芝居を行うなど、大人だけでなく、子供たちにも考えてもらう機会を設けてはどうでしょうか。」


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