平成30年度
取組事例
11.「やまおとこ」(ナツハゼ)を地域特産品にするための継承事業
取組団体:「やまおとこ」の会
代表者:代表者 高橋 公助さん
取組の概要
震災による避難などで手入れが行き届かなくなってしまったナツハゼ畑を復活。都路小学校児童や地域住民が時間をかけて畑を手入れし、実を採ってジャムを作りました。自分たちの手で畑を再生することで、地域への愛着が醸成されることを目指しました。更に特産品を目指すナツハゼジャム作りによる地域経済の活性と、コミュニティの発展につなげる取組となりました。
取組の様子
都路町都路くっちゃべろう会、田村市復興応援隊、協力大学生の力を借りて休耕田の利活用、地域資源活用の一環としてナツハゼ畑を復活させました。地元の子どもたちや地域住民とともに春にナツハゼの植樹を行い、山の害虫を食してもらう目的で巣箱も設置。草刈り、取り木、選定、肥料散布などの手入れをおこない、秋には子どもたちと大学生の合同チームでナツハゼの実を摘み取りジャム作りを体験しました。ジャム作りは、田村市都路町「グリーンパーク都路」で実施、地域の方にナツハゼの実を選別する作業、ジャムを作る作業など工程ごとに教えていただきました。できたてのジャムをヨーグルトに混ぜたり、パンにつけて食べるなど試食会も実施。今回協力してくれた、桜美林大学、千葉大学、福島大学の学生と子どもたちで班を作り、試食までの全ての工程を班ごとに行い、世代を越えた交流に、終始笑顔の絶えない楽しい雰囲気の会となりました。
子どもたちは、自分たちが暮らす都路町の山自然を仲間たちと共に復活させるというという、貴重な経験ができたと思います。参加者それぞれが都路町の人々とのつながり、地域への愛着を深める機会となりました。
実施者の声
「自分で摘み取ったナツハゼの実でジャムを作り、一緒に食べた経験は、自然に触れて、見て、地域に愛着を持つ良い機会となったと思います。今後も、地域の子どもたちに向けてこのような機会を積極的に設け、地元の山々の自然を、子供たちや地域住民にもっと知ってもらいたいと思っています」
参加者の声
「ナツハゼの実がグリーンパークにあることを初めて知りました。ナツハゼ摘みは少し大変でしたが、大学生の方とみんなで一緒にジャムを作ることができて楽しかったです。都路町のことを知ることができました」


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