令和元年度
取組事例

11.手編み教室の開催

取組団体:菊川手編みの会
代表者:代表者 小池 時子さん

取組の概要

福島から東京に避難して来た方たちの新たなやりがいや、生きがいづくりの場として、月2回、講師を招いて編み物教室を開催しました。ばらばらに暮らしていた福島の仲間たちが再び集まってつながりを確かめ合う機会となりました。被災者同士のつながりだけでなく、避難先の近隣の方々との交流の輪を広げる機会にもなりました。

取組の様子

会の代表は震災以前、大熊町で喫茶店を開業していましたが、震災を機に東京に避難してきました。東京で再び喫茶店を開業することは難しくとも、避難して来たもの同士が交流をもち、絆を深めあう機会や、生きがいづくりの場を作りたいという気持ちから、東京都墨田区菊川で月に2回、編み物教室を開催しました。参加者は関東近郊に住む被災者と墨田区の近隣住民の方々です。

編み物の初心者から熟練者までさまざまなレベルの方が参加しましたが、互いに教え合ったり糸を分け合ったりしながら、毎回和気あいあいとした雰囲気で開催することができました。

また、一生懸命手を動かしながら、話をすることも会の楽しみとなっています。参加者同士が多様な価値観に触れることができ、学びも多くありました。また何より、みんなで話をすることが心のリフレッシュにつながり、参加者が自然と絆を深め合うことができました。

実施者の声

手編みの会には都内に避難している参加者以外に、千葉、埼玉、茨城などに避難されている方の参加もありました。この会を重ねるごとに参加者も増え、その中には男性の方もいます。みんなでいろいろな作品について考え、一生懸命手も動かしますが、おしゃべりにも花が咲きます。集まる度に互いに元気を分け合うことができ、実施する側も毎回楽しく開催することができました。

参加者の声

「その場にいるもの同士が、糸も作品も快く分け合って編み物を楽しむことができました」

「編み物を通して心が通じ合いとても楽しい時間を持つことができました」

「会に参加する度に時を忘れて話しをし、多くの学びを得ることができました」

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