令和元年度
取組事例
10.菜園づくりを楽しむ会
取組団体:絆菜園の会
代表者:代表者 斎藤 敏夫さん
取組の概要
避難生活が長期化する中で、被災者の体力を維持し、交流活動を活性化することを目的に野菜作りを始めました。被災者を中心とした会員が、なみえ交流館に隣接する荒れ地を耕しました。土に触れることで心のゆとりが生まれ、ストレスが解消されています。避難生活の課題である食生活改善においても自分たちの手で野菜不足を補うことができています。採れた野菜は地域住民の皆さんにも味わっていただいています。
取組の様子
浪江町からの避難者が集まるなみえ交流館には、農業を営んでいた方も多く、避難先でもせめて家庭菜園だけでも作りたいという声があがり、会を発足しました。交流館に隣接する荒れ地をトラクターで開墾し、市内の酪農家から購入した堆肥で土づくりから始めました。いまでは良質な畑地となっています。四季のさまざまな野菜を栽培しており、育種管理、定植、肥培管理、収穫を定期的に集まって行いました。野菜作りは奥が深く、育苗、稚苗の管理、本畑の定植(耕起、施肥)病害虫の予防、対策などについて会員同士意見を交換し合いながら、丹精込めて栽培しました。採れたての野菜は地域住民や訪れた方にも試食をしてもらい、好評をいただきました。また、県で主催している交流フェスタや浪江町内で開催する「十日市」にも、畑で収穫した色々な野菜を展示しました。
野菜を通した地域住民同士のつながりづくりの場となるだけでなく、日々土に触れ、共に汗を流し、交流することで、参加者のストレス軽減にもつながっています。
実施者の声
避難生活が続く中、土に触れ、体を動かし採れたての野菜を試食することが、なによりの喜びの時間です。農作業によって日頃の運動不足は解消されています。また、野菜作りを通して新たなコミュニティも生まれています。何より土と戯れ、野菜作りに向き合っていると故郷に戻ってきたような気持ちなることができ、心の安らぎを感じると共に、参加者の生きがい、やりがいとなっています。
参加者の声
「収穫祭などの交流会に参加した際に試食した、採れたての新鮮野菜の味は格別でした」
「精魂込めて育てた旬の味を堪能することができました。十日市等のイベントに参加することで来場者とのコミュニケーションも楽しむことができました」


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