令和2年度
取組事例
11.羊毛でつながるコミュニティの輪
取組団体:めん羊クラフトの会
代表者:代表者 田井中 裕子さん
取組の概要
東日本大震災の時に家畜をすべて失った南相馬市小高区にある牧場が、めん羊の飼養を再開し、毎年春に刈り取った羊毛をいただけるようになりました。そこで、地元産の羊毛を利用するクラフトなどの加工体験会を開催し、地元の人々や都会の人々に、羊毛を使った手仕事の素晴らしさを伝えながら、コミュニティの活性化を目指した取組を行いました。
取組の様子
新型コロナウイルスの影響もある中、安心して参加していただけるように、公共施設での感染拡大予防ガイドラインを遵守し実施しました。地元の方々を中心に口コミで参加者を募り、延べ56名の方々が参加しました。今回は4~10名以下のグループに分かれて、羊毛を使ったクラフト制作や糸紡ぎを行いました。「楽しく簡単に」をコンセプトに羊毛とプリザーブドフラワーやアートフラワーを組み合わせたボックスやディフューザーなど制作しました。作業を楽しみながら、次に作りたいもののことや昔羊を飼っていたことなど、ちょっとしたおしゃべりをしながらの和やかな取組となりました。
また、保育園での食育サポーター活動と連携した取組として、園でのクラフト体験も実施しました。どの子供たちも真剣に作業に取組んでいました。作品の完成後には羊の鳴きまねをしながら楽しむ姿などたくさんの笑顔を見ることができました。体験を通して、地域で伝統的に飼養していた羊について知り、その恵みを実感してもらうことができました。
実施者の声
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、体験会を開催することに不安なこともありましたが、参加者それぞれが緊張感を持って共に時間を過ごし、小さな輪であっても人とのつながりを実感していただけたことは成果の一つだと考えます。今後も、羊毛を使った小さな取組を継続し、大きな取組が可能になった時には、それを通してさらにコミュニティが活性化するようにしていきたいと考えています。今後も、参加者に寄り添い、楽しみや生きがいにつながる取組を目指していきます。
参加者の声
「新型コロナウイルスの影響で外出や集まりを自粛していたため、買い物や病院に出かける、または家族とだけ過ごして来たので、久しぶりにいろいろな方々と交流できてうれしかったです」
「みんなが元気なことに安心しました」
「羊毛でこんなこともできるのかと、びっくりしました」


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