令和2年度
取組事例

05.ふたば、ふたたび。まちなかガーデンプロジェクト

取組団体:一般社団法人ふたばプロジェクト
代表者:代表者 髙野 泉さん

取組の概要

常磐線の全線開通や双葉駅のリニューアルオープンなど復興に向けた動きが活発化し、令和4年春予定の住民帰還開始に向けた環境整備が進められています。しかし、建物の解体が進み、更地化し昔の面影がなくなっています。そこで、町民の帰還促進、交流人口の拡大、コミュニティの再形成を目的に市街地に花を植える取組を実施しました。

取組の様子

JR双葉駅周辺の花植えには双葉町の町長や、町民、ふたばファンクラブ会員、復興作業関係者など約80名の方々が参加しました。この日、植えたのは町の木でもあるセンダンの他、バラ、クリスマスローズ、チューリップ、ビオラなど500苗以上です。あいにくの雨模様ではありましたが、参加者同士で植え方を教え合い、協力し合って作業を進める姿が見られました。また駅前以外の、いわき市双葉町立幼稚園やいわき市内の小中学校にも花を植えました。児童や教員も合わせると、取組全体への参加者は150名を越えました。震災前の双葉町には双葉バラ園があり、カーネーションやガーベラなどの花卉栽培も盛んで、町民の身近にはいつも花がありました。そのため、花を植え、町を彩ることで、避難している町民同士が再びつながりを感じることができました。花を生かしたまちづくりを行うことで、町民同士のコミュニティが再形成されるとともに、町外の方々が双葉町を訪れるきっかけを作り、復興の進展を感じるものとなることを目指しています。

実施者の声

双葉町でたくさんの方が笑っている姿、花を植えている姿、お茶を飲みながらおしゃべりする姿は、どれも“当たり前の様で当たり前ではない”本当に尊い光景でした。今後は、双葉町の空気を肌に感じながらこの庭や花の手入れを継続し、より多くの方々と共に双葉町への愛着や新たな想いを深めていきたいです。そのために、今後も花植えを通じた活動を町内に少しずつ広げていくために取組を継続していきます。

参加者の声

「帰りたくてもなかなか帰れないふるさとだけど、春に花が咲くのを楽しみに定期的に訪れたいです」

「花植えに声をかけてもらったことが、避難先から双葉町を訪ねる良いきっかけになりました」

「自分が植えた花が咲いたかを確認しに定期的に訪れる楽しみができました」

「双葉町に来る楽しみが増えました」

取組事例紹介
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