令和2年度
取組事例

03.町のにぎわいづくり支援事業~日曜カフェ企画運営~

取組団体:NPO法人富岡町3・11を語る会
代表者:代表者 青木 淑子さん

取組の概要

富岡町内の日曜日は、複合商業施設以外ほとんど開店していません。そこで、毎週日曜日にカフェを開き、子供から高齢者まで幅広い年代が集いやすく、町民に限らず富岡町を訪れた方々が気軽に立ち寄れるカフェを作りました。また、町民が主体的にカフェ運営に関わることによる新たな生きがいづくりと、この取組に参加することが町のにぎわいを生み出し、活性化につながっていくという意識が高まることを目的として実施しました。

取組の様子

町内の復興住宅が立ち並ぶ中にあるカフェの運営を、帰還した町民や新たに町民になった方々とふたば未来学園高等学校の生徒10名が中心となって行いました。訪れた方は、近隣の富岡町民だけでなく仕事のために町に居住している方や、富岡町に立ち寄った方など幅広い層となりました。カフェの内装やBGM、震災後にドローンで撮影された町の様子を映像として流すなどの工夫をし、コーヒーと共に、日曜日のひと時をゆっくりと過ごす空間を提供することができました。また、クリスマスイベントとして、クリスマスリース作りを開催しました。お互いに完成した作品を眺めながら感想を語り合うことで、新たなつながりを創ることができました。カフェを通じて、初めて出会う方々がさまざまな交流を図ることができました。

来年以降もカフェを継続し、「楽しみながら」富岡町民が運営することで、新たな町のにぎわいを創出していきます。

実施者の声

毎回20名前後が参加し、町内で日曜日の交流が生まれたという実感があります。参加者は帰還した町民・新たに町民になった方、仕事の為に来ている方と多様であり、意義のある交流の時間が作れました。また、地元の高校生とコラボしたことで世代を越えた交流ができました。今後は、主体的に取り組んでいく町民の参加をさらに促進します。カフェを継続し、富岡町の日曜日の憩いの場、被災者にとどまらない交流のキーステーションを目指します。

参加者の声

「富岡に来る目的のひとつに日曜カフェがあります」

「人も少しずつ増えてきて、カフェもできて活気が出てきたと感じました」

「人口はまだまだですが、復興は進んでいます。ふるさとに戻る気持ちのやすらぎはなんともいえません。日曜カフェができて人々の交流も生まれました」

取組事例紹介
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