令和3年度
取組事例

12.飯舘村産の牛肉及び豚肉と野菜を使った創作料理教室と音(文)楽を通した飯舘の魅力(宝)さがし

取組団体:いいたての宝さがしをしよう会
代表者:代表者 菅野 クニさん

取組の概要

飯館村は現在も避難されている方が多く、コミュニティの再生が難しい状況にあります。そこで、飯舘村で育てられた和牛と村内に牧場のある豚、村内で栽培された野菜を使った創作料理教室を開催し、食の豊かさに気付くこと(宝さがし)と食から村民の健康を守る取組を行いました。また、飯舘村未来っ子基金に寄付を行っている岡山県の朗読グループと村民がつながりをもち、飯舘村の魅力を発信しました。

取組の様子

令和3年10月に実施した創作料理教室は、飯舘村で肥育された牛肉と飯舘産野菜を使用し、飯舘村の宿泊体験館の野外テラスで、キッチンカーを使用して行いました。

講師はテレビの料理教室や、県内の道の駅のメニュー監修などで活躍されている方に依頼し、村内の素材を生かした料理を学ぶことができました。

11月には、飯舘村交流センターで、飯舘産野菜と飯舘村内の豚肉を使った薬膳料理教室を開催しました。今回は以前から飯館村との交流があり、震災以降も何度も村に足を運んで復興に貢献してきた韓国料理店の方に講師を依頼しました。参加者は、飯舘村広報紙と村内家庭にチラシ配布を行い募集。参加者は積極的に調理に取組、終始和やかな雰囲気で会を楽しんでいました。

料理教室の後は、岡山県内で活躍しているフリーアナウンサーで構成された朗読グループによる絵本の朗読会を行いました。ピアノの演奏をBGMに、飯舘村の全村避難の様子を絵本にした「がんばっぺまでいな村」などが朗読されました。村民が取組を通してつながりを深めるとともに、県外の方との貴重な交流の機会となりました。

実施者の声

飯舘村で飼育された牛や豚のおいしさを村外の方にも広く伝えて行きたいと思っています。そのために取組を通じて、飯館産の野菜が持つ味や香りなどを生かした創作料理のメニューが村内で提供できるようになればと考えています。今後も創作料理教室を進化させ、飯舘村の食材の良さを県内外にアピールし、開発メニューが飯舘村内で食してもらえるようになってほしいです。県内外の飯舘村応援団との交流もさらに深めていきます。

参加者の声

「ナツハゼのおにぎりは色がきれいで簡単。家でも作ってみます」

「野菜は捨てるところがなく、デトックススープは無塩でも美味。素材の力に感動しました」

「ピアノのBGMの中、プロによる絵本の朗読で聴く全村避難の様子に、当時の様子を思いだし頑張る力が湧いてきました」

取組事例紹介
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