令和3年度
取組事例

10.きめこみサークル

取組団体:きめこみサークル
代表者:代表者 松本 祐子さん

取組の概要

これまで浪江町にあったコミュニティは震災によって消失し、避難先では交流もなく心細い日々を送っていました。しかし、なみえ交流館の開館をきっかけに、地域コミュニティの再生ができないかと考え、誰にでも簡単に作品を作ることができる、きめこみパッチワーク教室の開催を企画しました。作品づくりで町民が集まることによって、生きがいが生まれ、絆を深める取組となっています。

取組の様子

きめこみパッチワークは、木綿やちりめんをさまざまな形に切り取り、四季折々の花や風景、動物などの画材に、目打ちを使ってきめ込んでいきます。月2回「なみえ交流館」に集まり、講師の指導のもと制作を行いました。制作後はお互いに作品を見せ合い、感想を言うことで、さらに技術の向上に励みました。

参加者は60代以上の女性が中心になっています。教室では作業を行いながら、日々のことを中心にさまざまな情報交換が行われています。教室を開催することで、町民同士の交流が盛んになり、震災前のように町民同士の絆を深めることができるようになりました。この取組を行うことで、被災者の心の支えや避難地域での疎外感の軽減にもつながっています。

また、今年度は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、「道の駅なみえ」できめこみ作品の展示会を開催することができました。会場には町民を中心に多くの方が足を運んでいただきました。教室の参加者は今までにやってきたことに自信をもつことのでき、充実した展示会を行うことができました。

実施者の声

新型コロナウイルスの影響もあり気持ちがふさぐこともありましたが、仲間との作品づくりはそうした日々の中でも励みとなりました。展示会では来場された多くの方に褒めて、いただくことができ、きめこみパッチワークの魅力を話すことで交流を深めることもできました。作品を誰かに届けたいという思いや仲間との活動で笑顔になること、交流の機会が増えることはフレイル予防の一助にもなると考えており、町民のために、今後も積極的にこの活動に取り組んでいきます。

参加者の声

「作品づくりの楽しさと、仲間とのふれあいによって生きがいを見つけることがで、毎回休まずに参加しています」

「難易度の高い作品にも挑戦できるようになりました。手先を使った細かい作業は“老化の予防”にもなると感じながら、毎回楽しく参加しています」

取組事例紹介
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