令和3年度
取組事例

05.親子陶芸教室

取組団体:楢葉町陶芸愛好会
代表者:代表者 佐藤 久米一さん

取組の概要

震災以降、落ち着かない日々を過ごしている若い子育て世代のために、親子で一緒に同じものを作る時間を提供し、親子間の愛情を深めてほしいという想いで取組を企画しました。対象者は認定こども園の園児と町立小中学校に通う児童生徒の親子です。教室では作陶を通じて祖父母世代との交流を図ることもできました。2回に分けて制作を行い、本焼成を経た一週間後に作品を手渡しました。

取組の様子

楢葉町子育て支援センターで7月と8月の2回にわたり、楢葉町陶芸愛好会による親子陶芸教室を開催。町内の親子12組が参加しました。親子で制作を楽しむ姿や、子供から離れて保護者が制作に集中して取り組む姿が見られました。参加した親子が心身ともにリフレッシュする良い機会を創出することができました。愛好会のメンバーは参加者の祖父母世代に当たります。地域で暮らす三世代が制作を通して交流する場にもなりました。

制作の1回目は粘土でかたち作り、2回目に素焼きした作品に釉薬をかけたり、絵付けを行いました。その後事務局で本焼きし、約1週間後に参加者に完成した作品を渡しました。

こども園の園児たちの陶芸教室は参加者が30名に及びましたが、職員の方々に準備を手伝っていただき、スムーズに実施することができました。また、小中学生の陶芸教室は新型コロナウイルスの感染予防のため、1回あたり5組と少人数でしたが、和気あいあいとした雰囲気の中で実施することができました。更に、開催中に地元のラジオ局による取材もあり、大変盛り上がりました。

実施者の声

当日は親子で童心に返って夢中で粘土を捏ねる様子を見ることができました。今では日常の中で泥遊びのような体験をする機会が減っています。手を使って粘土を捏ね、作品を作ることで、多くの方が震災や新型コロナウイルスの影響による閉塞的な気分から解放された様子を見ることができました。また、参加者は20代、30代の保護者とその子供が中心であったため、世代を越えた交流を行うことができました。取組による多世代との交流は、実施者としても貴重な経験となりました。

参加者の声

「講師の先生やスタッフの方の丁寧な指導の下、土の感触や色付けを楽しみました。完成の喜びもひとしおです」

「子供にとっては、普段の粘土遊びの延長という感覚。のびのびと土をこねていました」

「自分で釣った魚を自分で料理し、自分で作った皿で食べる経験はクセになりそうです」

取組事例紹介
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