令和3年度
取組事例

01.都路色に染めるコミュニティ創出事業

取組団体:都路おりをり愛好会
代表者:代表者 今泉 富代さん

取組の概要

田村市では震災の影響によって、都路町を中心に生活することが困難となり、それまで存在していた地域コミュニティが希薄化しました。これによって、世代間の交流や伝統文化などが失われています。そこで、生産者の協力を仰ぎながら染物や織物を体験する地域住民の交流の場を作りました。ともに制作を行うことによって稀薄化したコミュニティを再構築し、学びや発見を通したつながり創出の強化を図りました。

取組の様子

地域住民の交流機会の創出と新たな地域文化の創成を目指して、地元生産者の協力の下、染物と織物の体験ワークショップを開催しました。令和3年の8月と9月には「初夏の藍染」「ホップ染め」体験として、染料の摘み取りから染めまでを、田村市産の農作物を使って行いました。10 月の「織物」体験では機織り機を使用して、ウールマフラーを織るワークショップを実施し、全2回で織り上げました。

11月には、「作品展」を開催しました。初日には、講師の方に田村市の織物や染め物の歴史と文化についてお話しいただきました。また、実際に機織り機で織物も披露していただきました。展覧会の中では、一般のお客様や見学に来ていた地元の小学生にも、作品を手に取ってもらい、特に興味・関心の高かった蚕の繭から糸をとるワークショップも行いました。この他に織り機を使ったさき織り体験も行いました。

幅広い年代の方が体験や見学をし、染物や織物、絹(蚕)を通して、学びやコミュニケーションを取ることができました。今後も、このような体験会を継続して開催していきます。

実施者の声

ワークショップと展覧会ともに、小学生から高齢者までの幅広い世代の方に参加していただくことができました。参加された方々が、楽しんで染め物や織物を作り触れる姿や、小学生が興味深い表情で説明を聞く姿などを見て、取組にやりがいを感じることができました。

今後もこのような体験会を積極的に開催し、住民の絆を深める取組を継続することで、さらに地域の活性化を図っていきます。

参加者の声

「染め物や織物を初めて体験しました。どの作業もとても楽しく集中して行うことができました。今後もぜひ継続して作品づくりを行っていきたいと思いました」

「久しぶりにいろいろな方々と交流できてうれしかったです」

「蚕から洋服ができることにびっくりしました」

取組事例紹介
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