令和4年度
取組事例

08.飯舘の子どもたちと作るかぼちゃのランタンワークショップ事業

取組団体:VGハーべスト
代表者:代表者 荒川 厚子さん

取組の概要

これまで飯舘村では行政が行う秋祭りのために、職員有志の方が、飯舘村のかぼちゃ農家の方にランタン専用のかぼちゃ栽培をお願いし、ジャックオーランタンを作成して来ました。今年度は、私たちがその意思を受け継ぎ、村内でランタン制作ワークショップを実施しました。震災以降希薄になっていた住民同士の世代を越えたつながり創出を目的としました。

取組の様子

当日は、村民の方々や子供たちが、色とりどりのハロウィーンの衣装を身に纏って、旧臼石小学校の多目的ホールに集まりました。このホールは、使われていなかった小学校を村民が交流スペースとして活用できるようにしたものです。村の方々にも馴染みのある場所を会場としたことで、参加者はなつかしさと共に、復興の兆しを感じることができました。

ワークショップには、子供を中心に大人も多く参加し、それぞれが思い思いにかぼちゃのランタンをデザインしていました。世代を問わず、ハロウィーンのイベントを楽しめる機会となりました。

震災以降は集まる機会も減り、さらに新型コロナウイルス感染症の影響もあったため、子供が思い切り遊べる機会が少ないという課題がありました。しかし、ワークショップを通じて、はじめて会った子供同士も仲良くなり、制作後には旧小学校の外の広場で走り回って遊んでいました。世代や地域を越えた、村民同士の豊かなつながりを創出することができました。

実施者の声

役場職員のアイディアからはじまったイベントが当団体に受け継がれ、笑顔あふれるイベントとして今回開催できたことは、人(役場職員)と人(村民団体)のつながりの結実です。次年度以降は、福島市や南相馬市などへ避難している飯館村民が集まりやすい場所での開催も検討します。ハロウィーンイベントだけでなく、離れ離れになっている村民同士をつなぐイベントを、今後も開催していきます。

参加者の声

「福島市から参加しました。子供たちも前日から、仮装とイベントを楽しみにしていました」

「子供が参加後にお友達ができたと喜んでいました」

「たくさん子供たちの声が、飯館村中に響き渡るくらい増えるといいなと思いました」

取組事例紹介
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