令和4年度
取組事例
05.花植えによる共同作業で、町民の交流と地域に彩りを生み出す。
取組団体:なみえ上ノ原 笑顔のなる木
代表者:代表者 佐藤 秀雄さん
取組の概要
浪江町は震災の影響で広域避難を余儀なくされました。今回取組を行った上ノ原地域は、戦後荒れた土地を開墾して開拓された地域であり、住民のつながりが強い地域でした。しかし、震災によってつながりは失われてしまいました。本取組では、解体後の住宅跡にプランターを並べ、花を植えることで失われたつながりを取り戻すことを目的に実施しました。また、美しい花で町を明るくすることも目指しました。
取組の様子
本取組では上ノ原行政区内の家屋解体後の住宅跡地や、共有花壇、主要道路の歩道などにプランターを並べて、季節の花を植えました。使用したプランターの数は、280個で、花の苗はマリーゴールド、ペンタス、インパチェンスを840ポット植えました。花植えには、震災後に帰還した町民や避難を継続している町民などが集まりました。
町中に花を植えることで、震災で変わってしまった地域に、再び彩りと明るさを取り戻し、地域の方々の気持ちも、明るくすることができました。また、花を植えながら、普段は離れて暮らす町民・元町民が再会し、久しぶりに交流することができました。
花を植えながらの交流はコミュニケーションを円滑にし、滞りがちだったそれぞれの情報交換も積極的に行われました。休憩中には、お茶とお菓子を食べながら会話も弾み、終始楽しい雰囲気で花植えをすることができました。参加同士、震災前の地域の絆を改めて感じることができました。
実施者の声
毎年2回の花植えで行政区内が明るくなったと思います。11月の花植えの時には交流会も行い、住民同士がさらにつながりを形成する、和やかな雰囲気の場となりました。この取組は令和元年より実施しています。参加者には高齢者が多く、作業にも少し負担はありますが、今後も活動を継続し、地域を震災前の明るい様子に変えていきたいです。
参加者の声
「やはり花は綺麗ですし、心を落ち着かせてくれます」
「地域住民が再開する大切な機会になっています。花植えはもちろん交流の時間が楽しみでした」
「食事をしながら話しをする事で、震災前の明るい地域に少しでも戻るのではないでしょうか」


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