令和5年度
取組事例

12.川俣町コミュニティ形成事業

取組団体:川俣町社会福祉協議会
代表者:代表者 佐藤 武二さん

取組の概要

川俣町には、避難区域となった山木屋地区と避難区域とならなかった二つの地区が存在しています。そのため、町内の地域住民同士のつながりが希薄になっています。そこで、本取組では、地域住民同士が一緒に「ポーセラーツ」や「ローソク」作りを行うことを企画しました。気持ちをワクワクさせながら、世界にたった一つの作品を隣り合って作り、言葉を交わしあうことができれば、関係性が一歩進むと考えました。

取組の様子

本取組では避難区域となった山木屋地区で、避難者と避難とならなかった住民がバランスよく参加して交流することができるようにしました。作品作りの工程では、互いにアドバイスをするなどして助け合い、できあがりを褒め合うなど、終始和やかな雰囲気に包まれていました。また、できあがった作品は展示をし、今回は参加されなかった住民の方々への周知も行いました。教室を2回開催したことで、1回目に顔見知りになった方同士が言葉を交わし、初めて参加された方にも声を掛ける姿を見ることができました。そして、この教室を通じて、さらに参加者同士の関係性が深まりました。

また、最大の成果は、取組に参加したことをきっかけに避難の有無にかかわらず住民同士が顔見知りとなり、日常生活の中でも挨拶を交わし、立ち話をする姿が見られるようになったことです。1回目に参加された方が2回目に友人を誘うなどし、コミュニティとしての広がりも見ることができました。

実施者の声

開催回数は多くはありませんでしたが、これまで町ですれ違っても声をかけ合うことが無かった方々が、一緒に作品を作ることで言葉を交わすきっかけができました。同じ時間を過ごしたことで顔見知りになり、町中でもお互いに声をかけ合える様になったことは大きな成果です。応募者も多く、「また作品を作りたい」「回数を増やして欲しい」との声も多く聞かれましたので、次年度以降は、回数を増やして多くの方々の交流の機会を創出していきたいと考えています。

参加者の声

「皆さんと一緒に、楽しく作品作りができました。町内で見かけたことのある方が参加していたので声を掛け、お互いにびっくりしましたが仲良くお話しすることができました」

「もっと回数を増やしていただけると嬉しいです」

「孫と一緒に参加したいので、休日にも開催してください。孫を川俣に呼ぶ口実になります」

取組事例紹介
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