令和5年度
取組事例

04.川内村×玉川大学つながり創出勉強会

取組団体:川内村×玉川大学つながり創出勉強会
代表者:代表者 井出 寿一さん

取組の概要

川内村と玉川大学の臨床心理学ゼミは平成26年から交流を続けています。村には大学がないため、子どもたちが大学生と触れ合うことで、自分の将来の姿を想像することにつなげる目的があります。本取組では「縁日」をテーマに、子どもたちが遊びを通して、さまざまな人と交流することを目的としました。もう一つのテーマである「学習支援」も加味し、「縁日」と「学習支援」を通したつながりの創出を目指しました。

取組の様子

「縁日」では、大きく4つの遊び(ボウリング・輪投げ・スーパーボールすくい・心理テスト)を実施しました。「学習支援」では学習を楽しくする体験をしてもらうことを意識して、苦手な科目や夏休みの宿題の仕上げを手伝いました。子どもたちの安全を考え、活動場所は川内小中学園の一部とコミュニティハウスにじいろで行いました。

 遊びの準備は大学生が事前に手作りで行いました。4つの遊びを順番に体験してもらうことで、自分の得意を見つけたり、自分の性格を知ったりすることができました。また休憩スペースも設け、参加者同士や迎えにきた保護者とも話せるよう工夫しました。子どもたちはかなり興奮気味で、笑顔による輪のつながりを生み出すことができたと感じています。

「学習支援」では、勉強に対して苦手意識があり、宿題を夏休み最終日まで溜めていた子どもに対しては勉強の支援を行い、既に宿題を終わらせている子どもには学校にある多様な教具・玩具(ブロックやピアノなど)を用いて、笑顔のある交流を図りました。参加した子どもたちや保護者は、充実した夏休みのイベントを通して、新たなつながりを創出できました。

実施者の声

私たちが準備した道具を使って、子どもたちと一緒に汗をかきながら遊んだことが1番の成果です。しかし、道具の不足もあり、改善するべき点も見つかりました。子どもたちや教職員の方々との交流の中で生まれる会話や笑顔から、この地で再び歩き出すための努力や新たな地域のつながり、その力強さを肌で感じることができました。今後の活動を通して、川内村全体の魅力を多くの人に伝えていき、復興の一助になりたいと考えています。

参加者の声

「将来教員を目指す大学生といろいろ話す機会となり、貴重な時間でした」

「川内村をたくさんの大学生が歩いている姿に、勇気をもらえました。取組は来年も継続して欲しいです」

「大学生があれほどの準備をされていたことに感動しました。子どもたちの人数は多くはありませんが、ひとりひとりが充分に楽しむことができました」

取組事例紹介
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