令和6年度
取組事例

11.「越谷市での農園活動を通じた地元との交流」

取組団体:越谷あゆみの会
代表者:代表者 石上 清さん

取組の概要

平成28年に越谷市近隣に避難している人が孤立しないよう、交流の場として「あゆみの会」を設立しました。会では、情報の共有や地域住民との交流を深め、生き生きとした生活ができるよう活動し、地域の自治会とも交流を図っています。本取組では、農園を拠点にした野菜づくりやレクリエーション、8月の自治会夏祭りに合わせたなみえ焼きそば料理教室と生け花教室を開催しました。

取組の様子

活動の拠点となる農園は、地域の支援者から約200坪を無償で借り受け、年間を通して季節の野菜の植付け、収穫を行っています。ジャガイモ・サツマイモの収穫時には、会員に案内を行い収穫祭で交流を図っています。また、9月のサツマイモ収穫・サンマ祭りでは、畑に会場を設営して福島県いわき市からサンマ100匹を仕入れて、畑でサンマ祭りを行っています。避難者と支援者、埼玉の大学生が参加し、交流を図っています。この農園活動には、延べ170名が参加しました。

なみえ焼きそば料理教室は、避難元の浪江町出身の方が先生となり、自治会館で開催しました。避難者24名と地域の支援者が多数参加し、なみえ焼きそばで地域交流を行いました。生け花教室は、東日本大震災、能登半島地震などの被災地支援を生け花教室で支援している講師の先生の協力を得て開催しました。被災者15名支援者5名の合計20名が参加しました。

実施者の声

取組は、地域の方にさまざまな形で支援していただくことができました。特に畑の活動は、避難者と住民の関係づくりにつなげることができました。震災から14年が経ち、避難者が自立した生活を送れるようになったことや、高齢化に伴う外出意欲の低下で、会への参加者が少なくなっているのも事実です。今後は、参加したいと思える事業の開催や方法を検討し、取組を行っていきます。

参加者の声

「野菜づくりは、誰でも楽しくワイワイおしゃべりしながら参加できます。収穫には達成感もあります」

「なかなか食べられないなみえ焼きそばが食べられて、懐かしかったです」

「講師の先生が詳しく説明下さったので、生花に挑戦しました。楽しく活けられて素敵な時間を過ごす事ができました」

取組事例紹介
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