令和6年度
取組事例
05.カラオケ教室等を切り口とした川内村民の生きがいづくり、近隣町村との交流への取組
取組団体:川内カラオケすずめ会
代表者:代表者 齊藤 美喜男さん
取組の概要
震災後、避難生活から川内村に戻ってきた住民もいますが、友人・知人や近隣住民が戻って来ていない場所もあり、震災前の地域コミュニティはなくなっています。そこで、人との交流とつながりを創出すべく、カラオケを通じた生きがいづくりを行い、教室を開催しました。また、教室を通じて村内だけでなく、いわき市や田村郡小野町の住民との交流も生まれるようになっています。
取組の様子
川内村にあるカラオケ機器を保有する施設がほとんどなく、村内にある飲食店を利用して、6月から翌年1月まで、毎月3回のカラオケ教室を開催しました。1回の開催時間は3時間程度で講師には、カラオケ教室での指導実績がある方を招聘しました。
教室では、参加した方全員で歌う課題曲の練習をはじめに行い、その後で各自が選んだ、個人曲の練習を行いました。講師は一対一で息の使い方、音程などの歌唱指導を行います。また、教室で学んだ曲を披露するための成果発表会を1回開催し、練習した曲を1人2曲披露しました。カラオケが上手くなりたいという想いの強い方が多く、教室でも成果発表会でも曲に真剣に向き合っていました。そのため、練習を重ねるたびに、歌唱が上達していることを実感することができていました。成果発表会では、歌を披露した後の達成感でいっぱいの表情を見せていた方が多く、住民の新たな生きがいづくりを行うことができました。
実施者の声
平成30年度から当事業を実施しています。当初は、家族以外で集まる機会が少なく、楽しみや生きがいもなく、どこか暗い雰囲気を醸し出している住民が多くいました。しかし、この取組を始めてから、一緒に参加する人たちとの交流が生まれました。仲間と共に一つのことに取り組むことで、自然と笑顔が増えるようになっています。今後も地域住民の方々の生きがいとなるカラオケ教室を続けていきます。
参加者の声
「毎回、カラオケ教室が開かれるのを楽しみに待っています」
「仲間と交流できることが嬉しいです」
「最初は下手で、人前で歌うのが嫌でした。でも、カラオケ教室に通うことで自信を持って人前で歌うことができるようになりました」


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