令和6年度
取組事例

03.みんな集まれ!魚つかみ取り体験@川俣

取組団体:未来へ歩む街づくり委員会
代表者:代表者 阿部 和幸さん

取組の概要

震災後に川俣町の一部が計画的避難区域に指定され、自主避難する住民が増加したことで、地域のコミュニティが崩れていきました。計画的避難区域が解除されてからも、町民の帰還率は低い状況です。そこで、震災前のような住民同士の触れ合いや地域コミュニティを再生すべく、「魚つかみ」のイベントを復活させました。復興に向けた情報発信と地域の賑わいの回復、世代間交流を目的に開催しました。

取組の様子

従来は川で行われていたイベントを、中心商店街の駐車場を借りて実施しました。この商店街は震災前の「魚つかみ」を運営しており、知見のある方々に協力を仰ぐことができました。

猛暑続きでしたが、当日の朝に生簀に水を張り、開始直前に運搬車から魚を放流するなどの工夫を行い、参加された方には生きのいい魚の掴み取りを体験してもらうことができました。

当日は地域住民191名に加え、お盆で帰省客も多かったことから、県外からも42名が参加しました。震災前に同イベントを経験していた住民が、今は親になり、我が子と一緒に参加して魚つかみを楽しんでいる光景や、祖父母と孫たちが一緒に来場する姿などを見ることができました。家族の声援を受けて魚を追う様子はとても微笑ましく、温かいものを感じました。取組を実施したことで、普段は静かな商店街の一角にたくさんの歓声が響き渡り、町に賑わいを取り戻すことができました。

実施者の声

震災以降、中断していたイベントでしたが、今回の開催では、震災前に実施していた方々にご協力いただくことができました。イベントに参加した多くの住民から「楽しかった」「子供がとても喜んでいた」「またやってほしい」などの声を聞くこともでき、今後の開催に向けたモチベーションにつながっています。資源や協力者の確保を工夫し、地域の交流やつながりを創出する夏の風物詩として継続していきます。

参加者の声

「子どもと参加できてよかったです」

「また来年も開催してほしいです」

「このイベントの復活が親子の間で話題になり、家庭内の会話の機会につながりました」

「大人も子どもも楽しめました。来年もまたぜひ参加したいです」

取組事例紹介
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