令和2年度
取組事例

06.「震災 10 年。子供達とともに浪江町の将来を描く」

取組団体:NPO法人福島県スポーツマネジメント協会
代表者:代表者 山田 司さん

取組の概要

町の復興は進んでいますが、住民には浪江出身者ではない方も多くおります。そこで、子供たちが模型を使いながら、浪江町の未来を描く取組を実施しました。また、オリジナルソングを通じて、浪江町を知り愛着を持ってもらうきっかけ作りも行いました。どちらも、町の新たな魅力の発見と、地域のつながりの創出を目的としました。

取組の様子

震災後の浪江町をイメージしてあらかじめ作成した模型を見ながら、子供たちが未来の浪江町を思い描いて、絵を描きました。次に、この絵を元に「10年後の浪江町に欲しい施設」を制作して、その模型に加えていきます。一番多かった意見は「町にプールを作りたい」というものでした。この子供たちの声を今後のまちづくりに生かしてもらえるよう、地元自治体へ伝えていきます。

また、地元自治体や行政区の区長、まちづくり団体などの関係者、そして町民の方々が集まって、浪江町オリジナルソング「いくどはあ★なみぃ」(「浪江に行こう」の意味)の作詞・作曲を行いました。浪江町の地名や方言を取り入れた、テンポの良い明るい曲を作ることができました。歌い手も町民の中から2名をオーディションで選出し、誰でも踊れる振りを付けました。子供たちはこの歌と踊りを発表するため、毎週一回、なみえ創成小中学校で放課後に練習を重ねました。発表会は、浪江町地域スポーツセンターで実施しました。同時に、新型コロナウイルス感染の影響で来場できない方々や、避難者の方々のために、オンラインでライブ配信を行いました。動画は、引き続きWEBに掲載されており、視聴者は順調に増加しています。

実施者の声

取組を通じて、子供たちや町民の方々と浪江町の未来を考えるきっかけ作りができました。模型作りでは未来を担う子供たちの意見を聞くことができました。「老若男女の誰もが口ずさむことができ、力が出る前向きな歌を浪江町でも作りたい」という思いを込めたオリジナルソングの発表会では、子供たちの力を借りて浪江町の魅力を多くの方に発信することができました。今後も、生まれ育った浪江町の復興に貢献していきます。

参加者の声

「これからもみんなで浪江町の未来を考えていきたいです」

「子供たちが描いた将来の町づくりを町民皆の力で実現していってほしいです」

「楽しい曲とダンスを通して、地域外の方にも浪江町を知っていただきたいです」

取組事例紹介
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